ベストプレーベースボール98とセイバーメトリクス。得点期待値。
ベストプレーベースボール(主にwin版)をプレーしている
人はいまだに一定数いて、その内容をブログや動画で公開
している人もいますが、ベストプレーベースボールはどこま
で実際のプロ野球の環境を反映しているのでしょうか?
私自身今回そのような疑問を感じましたので、私が歴代ベス
トプレーベースボールの中で最も遊んだ「ベストプレーベー
スボール98」を題材として、このあたりを検証したいとの思
いから、セイバーメトリクス視点でベストプレーベースボー
ル98を見ていきたいと思います。
今回は「得点期待値」を見ていきます。
野球の世界ではおなじみの得点期待値ですが、ベストプレーベ
ースボール98の世界では、得点環境の指標でもある得点期待値
はどのようになっているのでしょうか?
これがベストプレーベースボール98世界における得点期待値とな
っております。(セ・パ両リーグ130試合・計780試合)

ノーアウトランナーなしから攻撃を始めた場合、得点期待値は0.457点
で攻撃終了までに0.457点分の得点が期待できるという事になります。
2013~2015年のNPBだとノーアウトランナーなしの状況では0.440点
なので、これらの水準よりは少し高めになります。
当然ですが、アウトが増えればそれだけ得点期待値が下がっていき、
同じランナーなしからランナー1塁に状況が変わったとしても、アウ
トカウントが多ければ得点期待値の数値の伸びは少なくなります。
ベストプレーベースボール98世界の得点期待値で特徴的なのはノー
アウト満塁よりノーアウト2,3塁の方が得点期待値が高い点です。
どういう要因でこのような結果となったのかは判然とはしませんが、
NPBと比べた場合、ノーアウト2,3塁の状況だとやや得点期待値が
高めに出ているのと、反対にノーアウト満塁では得点期待値が少な
めに出るという対照的な結果となっているのが特徴的です。

ベストプレーベースボール98世界における得点期待値のは意外と
常識的だった?
状況別発生回数と生じた得点数(セ・パ両リーグ130試合・
計780試合)
0アウト
無走者 14496
得点 6628
一塁 3108
得点 2739
二塁 1347
得点 1410
三塁 95
得点 135
一二塁 563
得点 803
一三塁 200
得点 356
二三塁 211
得点 440
満塁 108
得点 218
1アウト
無走者 10675
得点 2725
一塁 3480
得点 1814
二塁 2759
得点 1851
三塁 736
得点 684
一二塁 1147
得点 1075
一三塁 599
得点 772
二三塁 670
得点 878
満塁 305
得点 476
2アウト
無走者 8469
得点 824
一塁 3693
得点 810
二塁 2858
得点 875
三塁 1310
得点 508
一二塁 1595
得点 723
一三塁 871
得点 450
二三塁 888
得点 507
満塁 454
得点 335
ノーアウトの場合、ランナー3塁と満塁が発生する回数が
極めて少なく、ランナー3塁は95回、満塁は108回しか発
生しません。サンプルが少ないので、あと1~2シーズン
程の量があればある程度は実態を反映した数値が出てくる
かもしれません。
ただ得点期待値の全体を見ると、状況別における得点期待
値の割合はNPBとそう変わりはなく、ベストプレーベース
ボール98というゲーム環境だからといって特殊な得点期待
値になるというわけではないようです。

もしかしたら、この方はベストプレーベースボール98の世界
で試合観戦をしたかもしれない?
人はいまだに一定数いて、その内容をブログや動画で公開
している人もいますが、ベストプレーベースボールはどこま
で実際のプロ野球の環境を反映しているのでしょうか?
私自身今回そのような疑問を感じましたので、私が歴代ベス
トプレーベースボールの中で最も遊んだ「ベストプレーベー
スボール98」を題材として、このあたりを検証したいとの思
いから、セイバーメトリクス視点でベストプレーベースボー
ル98を見ていきたいと思います。
今回は「得点期待値」を見ていきます。
野球の世界ではおなじみの得点期待値ですが、ベストプレーベ
ースボール98の世界では、得点環境の指標でもある得点期待値
はどのようになっているのでしょうか?
これがベストプレーベースボール98世界における得点期待値とな
っております。(セ・パ両リーグ130試合・計780試合)

ノーアウトランナーなしから攻撃を始めた場合、得点期待値は0.457点
で攻撃終了までに0.457点分の得点が期待できるという事になります。
2013~2015年のNPBだとノーアウトランナーなしの状況では0.440点
なので、これらの水準よりは少し高めになります。
当然ですが、アウトが増えればそれだけ得点期待値が下がっていき、
同じランナーなしからランナー1塁に状況が変わったとしても、アウ
トカウントが多ければ得点期待値の数値の伸びは少なくなります。
ベストプレーベースボール98世界の得点期待値で特徴的なのはノー
アウト満塁よりノーアウト2,3塁の方が得点期待値が高い点です。
どういう要因でこのような結果となったのかは判然とはしませんが、
NPBと比べた場合、ノーアウト2,3塁の状況だとやや得点期待値が
高めに出ているのと、反対にノーアウト満塁では得点期待値が少な
めに出るという対照的な結果となっているのが特徴的です。

ベストプレーベースボール98世界における得点期待値のは意外と
常識的だった?
状況別発生回数と生じた得点数(セ・パ両リーグ130試合・
計780試合)
0アウト
無走者 14496
得点 6628
一塁 3108
得点 2739
二塁 1347
得点 1410
三塁 95
得点 135
一二塁 563
得点 803
一三塁 200
得点 356
二三塁 211
得点 440
満塁 108
得点 218
1アウト
無走者 10675
得点 2725
一塁 3480
得点 1814
二塁 2759
得点 1851
三塁 736
得点 684
一二塁 1147
得点 1075
一三塁 599
得点 772
二三塁 670
得点 878
満塁 305
得点 476
2アウト
無走者 8469
得点 824
一塁 3693
得点 810
二塁 2858
得点 875
三塁 1310
得点 508
一二塁 1595
得点 723
一三塁 871
得点 450
二三塁 888
得点 507
満塁 454
得点 335
ノーアウトの場合、ランナー3塁と満塁が発生する回数が
極めて少なく、ランナー3塁は95回、満塁は108回しか発
生しません。サンプルが少ないので、あと1~2シーズン
程の量があればある程度は実態を反映した数値が出てくる
かもしれません。
ただ得点期待値の全体を見ると、状況別における得点期待
値の割合はNPBとそう変わりはなく、ベストプレーベース
ボール98というゲーム環境だからといって特殊な得点期待
値になるというわけではないようです。

もしかしたら、この方はベストプレーベースボール98の世界
で試合観戦をしたかもしれない?
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