ベストプレーベースボール98とパークファクター。

セイバーメトリクス関連でいえば、ベストプレーベースボール98
とパークファクターも気になるところです。

パークファクターはセイバーメトリクスの中でも、OPSと同じく
日本でもなじみがある指標となっています。単純に言えば自球場
と他球場との比較において、各記録の中で1もしくは100を超える
と自球場においてその記録が出やすく、反対に1もしくは100を切
ると自球場においてその記録が出にくいという指標になります。

本塁打のパークファクターが自球場において1もしくは100を超え
れば本塁打が出やすく、超えないと出にくいという事になるので
すが、本塁打のみならず得点、安打等においても同様の球場比較
ができる指標となります。

前半終了地点においてのベストプレーベースボール98世界のパー
クファクターですが、やはい東京ドームの本塁打パークファクタ
ーが低い数値となっています。

東京ドームは巨人と日本ハムが本拠地としていますが、ベストプレ
ーベースボール98における両者のパークファクターが低い数値とな
っているのです。

1995年以降ドームランと言われたり、現在におけるまで東京ドーム
における本塁打パークファクターは高めの数値となっていますが、
ベストプレーベースボール98発売時の東京ドームは本塁打が出にく
い球場でした。

プロ野球における東京ドームの本塁打パークファクターは1988年
から4年ほどは1もしくは100を切っていて、その要因は他球場の狭
さにありました。その後は甲子園球場のラッキーゾーン撤去やナゴ
ヤドームができた事やその他の要因等により東京ドームは本塁打が
出やすい球場という数値が出るようになっていきました。

ただ甲子園球場に関しては、ラッキーゾーン撤去前から本塁打パー
クファクターは1もしくは100を切っていた年が多かったのですが。

日本だと本塁打パークファクターが注目されるのですが、アメリカ
だと得点パークファクターが注目されがちです。一応ベストプレー
ベースボール98において安打、単打、2塁打、3塁打、本塁打、得点
とパークファクターを集計しているのですが、このあたりがどうな
るかはシーズンが終了してから見てみないと何とも言えません。

仮に球場ごとに大きな差があるのだとしたら、制作側としは制作冥
利につきるのでしょう。すでに本塁打パークファクターに関しては
結構わかりやすい傾向が出ています。こちらとしても、集計のしが
いがあったりします。





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